秋には栗



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〜秋には栗〜

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 秋はもおいしい季節です。ほっくほくの栗ご飯もいいですし、栗きんとんやモンブランなどデザートも大好きです。
Photo by (C)canary http://members.jcom.home.ne.jp/atelier-canary/index.html
 この季節になると私が食べたくなるもの、それは「栗の渋皮煮」です。
 昔から母がよく作ってくれました。そのシーズンに何度か作っては人にあげて大変喜ばれていました。渋皮煮は手間のかかる食べ物だということをみなさんご存知だからでしょう。私も時々皮をむいたり筋をとったりと手伝ったことがありますし、自分でも作ってみたことがあるのでよくわかっています。
 その手間を知っているからこそ、一粒一粒大切に味わって食べたものです。

 母の渋皮煮は栗にちょうどよく火が入っており、噛むとシロップがじゅわっとしみだします。甘くて本当においしいものです。
 私も何度か試してみましたし、母以外の人が作ったものも食べたことがありますが、母のが一番おいしかったです。自分が作ったものや私がこれまでに食べたことのある渋皮煮は、栗がやわらかくなってはいるものの、栗のうまみが出すぎてしまっていて、単なる甘いシロップに漬かった栗という感じでした。
 それに比べて母のは、栗本来のうまみは残しつつ十分にあくは抜けていて、硬くもやわらかすぎるのでもなく、といった感じに仕上がっています。
 
 手間を惜しまず家族のために、また喜んで食べてくれる人のためにつくったこの渋皮煮は、我が家の秋の味であり、愛情のこもったまさに”母の味”です。
 母の味がこれからもずっと我が家の味として子供にうけつがれていくというのはとても素敵なことだと思います。
 私も母に教わり、母のような渋皮煮が作れるようになりたいと思います。そしていつか私にも子供ができたとき、「これがママの味よ」と伝えていけるものができたら幸せなことだなあと思っています。
 
 渋皮煮の作り方にもいろいろあるようですが、あるレシピをご紹介します。
 作る前に大事なことですが、それは栗選びです。せっかく手間をかけて作るのですから、大粒でつやのあるいい栗を使うことです。

 栗の渋皮煮

1、栗を半日ほど水につけておきます
  こうすると硬い鬼皮がやわらかくなって皮がむきやすくなります
2、鬼皮をむきます (渋皮を傷つけてしまうと煮ている間に割れてくるので注意すること)
3、鍋に栗がかくれるほどの水と栗、重曹をいれて火にかけ、沸騰したら火を弱めます 30分ほどゆでます
4、水が小豆色になってくるので栗を水におとしてさらします
  渋皮に残った太い筋やぼそぼそした余分なごみを丁寧に取り除きます(指のはらでこすったり、爪楊枝をつかって)
5、栗がさめたら再びきれいな水でゆでます
6、4,5の作業を3,4回繰り返します
7、別の鍋でシロップ用の水とグラニュー糖をあわせて少し煮詰めます
8、水気をきった栗を7にいれてひと煮たちしたらそのまま冷やして味を含ませます
Photo by (C)Mon petit bambin http://mari.ciao.jp

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